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2011/01/23 (Sun) 110123

三十歳までは生きる。

2009年のクリスマスから、それが小さな目標だった。
あの日、フジファブリックの志村が死んだ。
愕然としたなあ。

29歳の青年が、ある日突然、死んでしまった。そんなことがあるなんて、思いもしなかった。


フジファブリックは久々にファンになった若いバンドだった。
同い年のバンドというものは独特な思い入れがある。
同じ年齢の同じタイミングで同じ時代を生き、例えば中学生のころオウムがあって、阪神大震災もあって、大学生の歳には9.11があった。
松坂世代なんてくくられる、微妙に団塊ジュニアでありバブルに乗り遅れた。ロストジェネレーションもすっかり板についた世代だ。キリのよい1980年初めの生まれ。
そんな中で同じような年頃の敏感な時期に奥田民生に傾倒し、がっつりと影響をうけ、ちゃんと自分もミュージシャンになった志村君の作る音楽が私は大好きだった。

彼の歌う青春はまるで私の青春そのものだった。



ずっとそうである予定だったのに、ふと志村はいなくなったのだった。


なんていまだに日記に書いてしまうくらい、私は約一年前のクリスマスの出来事を引きずり続けている。



あんなに憧れたおした三十歳になれないなんてことがあり得る。あり得るのだ!
そんなことあってはならない。
そう思ってこの一年体を作り直した。

温かいものを食べて、ひさびさに歩く生活に戻した。彫刻をする生活が軌道にのったのもよくて、がたがただった体調ががっちり戻った。


多分、あのクリスマスにとうとう死とは誰かのものでは無く、自分のものであると体が悟ったのだ。不健康でダルく風邪をひいてばかりいる体調の道のその先、ずっと先には死があるのだと、じんわり知ってしまったのだ。きっと。


三十歳。ひとまず小さな目標、小さくクリア。

こんなろくでなしぽんこつな私が、唯一の特技である造形でちゃんと自立して生きられているなんて、本当にこれ以上ラッキーなことはない。

例え、欠片ほどしかない才能だとしても、私はこれを愛しやっていこうときめました。


作品は私の屈託の結晶。
それでも好きだといってくれる人が少なからずいて、それが何よりうれしいです。
屈託を一緒に愛してくれてありがとうございます。
物を作ることが好きです。これだけは100ほんとうです。



小さな幸せに救われつつ、日々生きております。

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沖縄にある彫刻アトリエです。

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