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2010/07/10 (Sat) 引っ越しの日

猫が出てきた所でおうちに帰って、引っ越し屋さんを待っている。


ここの所、制作が全く出来ない状態だったので久しぶりに自分の作品に会ってずいぶんと気持ちが落ち着いた。

作品を作っていないとなんだか体から膿が出ず腐っていくような気分。
普段制作に向けて尖っているレーダーが方向を見定められず、右往左往。

異常に過敏になっていた。
ストレスも鬱も躁も何倍にも感じられた。

ああ、苦しかった。

アトリエが無かった時はどうしていたんだっけなあ。



鋳造の中に、波多野先生の作品があって、ふきっぱなしゆみちを切っただけでゴロンと転がしてあっただけなのに、はっとしてしまった。

格が違うんだなあ。

大袈裟な造形ではないのに肉の張りの緊張感が隅々まであって、付近の空気を変えてしまう。
自然を切り裂く。


そんな波多野先生も、昨日少し話をしていたら歴史的な作家たちが100歳を過ぎてなおも作品を作るということを、もうあれはな、遺伝子から違うんだ。と言っていた。

天才とは、遺伝子から違うんだ。そうだ。



私は、天才にはなれないことをもうずいぶんと前に自覚したけども、やはりああいう才というものは、産まれた時にもうすでに決まっているのだな。しみじみ。
もう、努力あるのみだ。私には。




今日は朝から首里の神様にご挨拶。
あちこちにぼかりと開く防空壕の後に黙祷。
10年異常住んだ首里にさようなら。


上品でこぎれいで気位が高い首里の町、本当に大好きだった。
さよなら。

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Author:e彫刻研究所 
沖縄にある彫刻アトリエです。

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